南風図書館散歩コース
代表 郷原岳東
私は毎日、散歩します。南風図書館を出て、毎日コースを変えて30分から1時間ほど、気ままに歩いて南風図書館に帰ります。
国立公園の錦江湾、その対岸の薩摩半島南端などをパノラマのように見晴らす丘に、南風図書館や南風ガーデン、およびガーデンハウスがあり、私たちはこの一帯を『南風の丘』と呼んでいます。
私は3年間にわたって毎日、ここ南風の丘一帯を散歩していますが、決して飽きることはありません。四季折々の魅力を持つこの一帯を散歩しながら、いつも自分だけで楽しむのはもったいないという気持ちになります。そこで紹介することにいたしました。
まずは南風図書館の位置と南風の丘の魅力について、大まかにお話しすることからはじめましょう。
高須大橋を渡った先の交差点を、南風ガーデンの方へ折れた通りを車で行くこと5分。霧島ヶ丘の山腹(丘腹)に南風図書館はあります。
建物の南側に、丘すその向こう浜田海岸の錦江湾をのぞみ、北側には丘の斜面一面の森が広がります。
浜田海岸沿いの平地から峠をのぼって、霧島ヶ丘公園やバラ園に至る中ほどの南風図書館まわりは、海、森、田んぼ、山道など歩いていても楽しい自然に満ちています。
錦江湾から吹き上げてくる潮風、野鳥の鳴き声、夏の蝉しぐれ。冷たい風吹く2月に花ひらき始める草花、蝶・トンボ・カマキリ・バッタなどの虫、田んぼでの田植えや稲刈りの農作業風景。
浜田海岸から東側の横尾岳、大姶良への道、霧島ヶ丘、高須一帯には、通り過ぎていては見落としがちだけれど、よく見てみると、おもしろい魅力がいっぱいです。
そんな図書館まわりをめぐる散歩コースを、8つ作ってみました。地図に表示される写真は、そのコースの見どころです。地図で見て楽しんでもらえたら、ぜひ、図書館にいらした際に、実際に歩いてみてください。
潮の薫る風に吹かれて、きっと笑顔の花が咲きます。